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姿勢が悪い・・不調はないけど・・ダメなの?

姿勢改善

身体のバランスが悪い・・・なぜダメなの・・

身体のバランスが悪くても、まだ20代のうちは何とか体力や気力で乗り切れることが多いです。

しかし、これが続くとある日、身体の不調が一気に出てきます

人間の身体は、骨格・筋肉・関節・神経が精密に連携し、日々の動作を支えています。その中で「身体のバランス」は、姿勢や動作の土台として非常に重要な役割を果たしています。

身体のバランスが保たれているということは、重心が適切な位置にあり、左右・前後・上下の筋肉が均等に働いている状態を意味します。

しかし、現代人の多くは生活習慣や身体の使い方の偏りによって、このバランスを崩してしまっています。そして、それによってさまざまな身体的不調や生活上の不具合が引き起こされるのです。

まず最もよく見られるのが、筋肉や関節への過剰な負担です。例えば、デスクワーク中心の生活を送っている人は、骨盤が後ろに傾き、背中が丸まった「猫背」の状態になりやすくなります。

この状態では、頭の重さ(約5〜6kg)を支えるために首や肩の筋肉が常に緊張を強いられ、結果的に慢性的な肩こりや首の痛み、場合によっては、緊張張型頭痛が起こるようになります。

また、骨盤が左右どちらかに傾いていたり、脚を組む癖があると、片側の腰や膝、足首に偏った負担がかかりやすくなり、腰痛や膝の痛み、足裏の痛み(足底筋膜炎)などを引き起こすこともあります。

また、バランスの乱れは筋肉の不均等な発達にもつながります。

片足重心で立つ癖や、いつも同じ肩にカバンをかけるといった習慣により、特定の筋肉ばかりが発達し、反対側は衰えていきます。このようなアンバランスな筋力は、身体の見た目に影響するだけでなく、動作の効率を下げ、怪我のリスクも高まります。

たとえば、運動中でも左右の筋力差が原因でフォームが崩れ、筋肉や間接の痛みたは関節の炎症を起こすケースが珍しくありません。

さらに重要なのが、内臓機能への影響です。

骨盤の傾きや姿勢の歪みによって内臓が圧迫されると、内臓の動きが悪くなり、慢性的な疲労や循環不良や消化不良や便秘、食欲不振といった症状が現れることがあります。

また、血液やリンパの流れも滞りやすくなるため、冷え性やむくみの原因にもなります。

特に女性の場合、骨盤内の血流の悪化は生理不順や生理痛やPMS(月経前症候群)の悪化につながることもあります。

そして見逃せないのが、精神面への悪影響です。

姿勢が崩れると呼吸が浅くなり、横隔膜がしっかりと動かなくなります。

これにより交感神経が優位になりやすく、自律神経の乱れを引き起こします。

結果として、いつも不安や前向きになれないやなんとなく辛い・しんどいなど・・・またはイライラ、不眠、うつ症状などのメンタル不調が現れることも少なくありません。

実際、心理学や脳科学の研究でも、姿勢が人の気分や意欲、判断力に影響を与えることが分かっています。

また、バランスの悪さは姿勢の悪化にも直結します。

背中が丸まり、顎が前に出た姿勢は見た目にも自信がなさそうに映るため、社会的な印象にも影響します。第一印象は数秒で決まると言われており、姿勢の悪さが職場や面接の評価にまで影響するケースもあります。

このように、身体のバランスが崩れることは単なる「見た目の問題」ではなく、身体全体の機能や精神状態、社会生活にまで影響を及ぼす深刻な問題であるといえます。

これを改善するには、単にストレッチや筋トレを行うだけでなく、自分の癖や日常動作を見直し、正しい姿勢と動作を習慣づける必要があります。身体のバランスを整えることは、長期的な健康維持と快適な生活の鍵なのです。

 

身体のバランスに関して、どんな悩みが一番気になりますか?