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姿勢が悪いとなぜ太りやすいのか?

姿勢が悪いとなぜ太りやすいのか?

みなさんは、普段の姿勢を気にしたことがありますか?仕事中やスマホを見ているとき、ついつい背中が丸まっていたり、あごを前に突き出すような姿勢になっていたりしませんか?

実は、この「悪い姿勢」が、太りやすくなる原因の一つだと知っていましたか?ここでは、なぜ悪い姿勢が体に悪いだけでなく、太る原因にもなるのかを、詳しく説明しますね

 

① 姿勢が悪いと筋肉がうまく使えない

人の体には、姿勢を保つための「インナーマッスル」という深いところにある筋肉があります。姿勢がいい人は、自然にこれらの筋肉を使って立ったり座ったりしています。

しかし、猫背(背中が丸まった姿勢)や、前のめりの姿勢になると、体を支える筋肉をあまり使わなくなってしまいます。そうすると筋肉がだんだん弱くなってしまい、基礎代謝が下がります。

 

『基礎代謝とは?』
何もしていなくても、呼吸をしたり体温を保ったりするために使われるエネルギーのことです。筋肉が多いとこの基礎代謝が高くなり、脂肪が燃えやすくなります。

でも、姿勢が悪くなると筋肉が弱くなってしまい、基礎代謝が下がるため、脂肪が燃えにくくなって太りやすくなるのです。

 

② 内臓の位置がずれてしまう

姿勢が悪いと、体の中の内臓(胃や腸など)の位置がずれてしまいます特に猫背になると、おなかが圧迫されてしまい、内臓が正しい位置におさまらなくなります。

するとどうなるかというと…

①食べ物を消化する力が弱まる

②便が出にくくなる(便秘)

③血の流れが悪くなる

このようなことが起きると、体の中の代謝が下がり、老廃物がたまりやすくなります。その結果、体の中の働きが悪くなり、太りやすくなるのです。

 

③ 呼吸が浅くなる

猫背などの悪い姿勢だと、肺が十分に広がらず、呼吸が浅くなります。深く呼吸ができないと、体に酸素が十分に届かなくなります。

酸素は、体の中で脂肪を燃やすためにも大切です。呼吸が浅いと、脂肪を効率よく燃やすことができず、カロリーを消費しにくくなる=太りやすくなるというわけです。

 

 

④ 動きたくなくなる

姿勢が悪いと、肩こりや腰痛になりやすくなります。体が痛いと、運動をしたくなくなりますよね。そうすると、ますますカロリーを消費するチャンスが減ってしまい、太りやすくなります。

 

 

⑤ 悪循環に注意!

姿勢が悪い → 筋肉が使えない → 代謝が落ちる

姿勢が悪い → 呼吸が浅い → 酸素が足りない → 脂肪が燃えにくい

姿勢が悪い → 内臓が圧迫される → 消化不良や便秘

姿勢が悪い → 体が痛い → 運動しない → さらに太る

このように、姿勢が悪いことでさまざまな悪い影響が体に起きて、それが太る原因につながっていくのです。だから、姿勢をよくすることはとても大切なんですね。

 

〜姿勢をよくするためのポイント〜

では、どうすれば姿勢をよくできるのでしょうか?簡単な方法を紹介します。

背筋をまっすぐに伸ばす

椅子に座るときは、おしりをしっかりつけて背もたれに寄りかからない

スマホを使うときは、顔の位置を下げすぎない

毎日5分でいいので、体幹トレーニングをしてみる(プランクなど)

 

ちょっとずつでも意識することが、体に大きな変化をもたらしますよ。

悪い姿勢は、筋肉や内臓、呼吸など体のいろいろな部分に悪影響を与えます。その結果、代謝が下がって太りやすくなるというわけです。つまり、

「姿勢がいい=太りにくい体」

          をつくる第一歩!

今日から少しずつ、自分の姿勢をチェックしてみましょう。